隠れた売れ筋。アルファベット柄、数字柄

文字も数字もデザインに  イメージ図 実際の商品ではありません お知らせ

アルファベットに数字_シンプルだけど永遠の人気

イニシャルや記念の数字に愛着

アルファベットや数字をモチーフにしたグッズは、いつの時代も手堅い売り上げを作る定番のカテゴリーである。

自身のイニシャルや記念の数字を身につけることは日常のちょっとした特別感を演出してくれる。贈る相手にちなんだアルファベットや数字のついたグッズを選ぶのも、気の利いたギフトになるだろう。

その人気の背景には、シンプルな文字や数字が持つ美しさがある。もちろん広く誰にでも意味が伝わり、長く使われてきた歴史あるデザインであることも、その強みのひとつに挙げられる。

定番の売れ筋としては、筆者の実感として、アルファベットでは「M」「S」「K」「A」「T」などが動きやすく、数字では「1」やゾロ目のほか、「7」はラッキーセブンとして根強い人気がある(ご自身で調査してください)。

ご存知のように、中国では「8」が末広がりの縁起の良いラッキーナンバーとして広く親しまれている。こうした数字が持つ文化的背景も、デザインの大きな強みとなる。スポーツのユニフォーム風デザインや、月や季節を表す単語を取り入れるのも効果的だ。

たとえば筆者の場合、12月生まれの「12」という数字、名前の「T」「M」、あるいは血液型の「A」を落とし込んだグッズには自然と愛着が湧く。こうした自分だけのパーソナルな要素や文化的背景を持つ文字・数字をデザインに落とし込む手法は、シンプルだけれど力強い訴求ポイントになる。

そして一部の例外(*下記コラム参照)を除き、数字や文字単体では原則として商標権を取得しにくいとされている。逆に言えば、特定の分野で著名になった数字や文字さえ避ければ、他社の権利侵害リスクを回避しながら安全に商品デザインを展開できるという大きなメリットがある。

アルファベット柄

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【コラム】数字は商標登録できないのか?

数字は原則として「極めて簡単でありふれた標章」に該当するため、単体での商標登録は認められにくい。しかし、長年の使用によって需要者がその数字を見ただけで特定の事業者の商品だと認識するに至った場合、例外的に登録が認められることがある。

その代表例としてしばしば引き合いに出されるのが、リーバイスジーンズの「501」と、大阪の豚まん専門店、蓬莱の「551」、東急電鉄のファッションビル「109」などである。どれも数字そのものが長年にわたりブランドを想起させる記号ロゴデザインとして機能してきたことで知られ、数字商標の識別力を語る際の好例として紹介されることが多い。

ここで実務上おさえておきたいのは、こうした権利が及ぶ範囲はあくまで「その数字が広く知られている分野」までという点だ。被服分野の「501」、食品分野の「551」というように、分野が異なれば同じ数字を使っても直ちに権利侵害になるわけではない。とはいえ、特定の分野で著名になった数字を、あえてその分野に近い商品で使う際には、消費者に誤認を与えないよう配慮する姿勢が求められる。特許庁など公的機関での調査や弁理士など専門家に相談されたい。

*使用するフォント書体のグッズへの商用利用展開の権利も要確認

2026年9月7日

講師 富本雅人

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